Tuesday, November 23, 2010

フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略

ほんの少し前、すごく話題になった本。未だに図書館から借りるのに予約が多くて数カ月を要した。

フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン (著), 小林弘人 (監修), 高橋則明 (翻訳)
日本放送出版協会


今のビジネスで、特にインターネットビジネスにおいては、フリーという概念・戦略が一般化してきている。
正直、その恩恵にあやかっている自分ではあるけれど、このフリーという戦略がどのようにして成り立っているのか、なんとなく想像できてもやはり明確には分からなかった。それを整理して上手く説明してくれてる本だと思う。
少しこれでフリーがどういうものか、自分なりに説明できるような気がする。
他のもの(サービス)や、第三者からお金を得ているモデルもあるのだけれど、注目や評判を得るためにフリーにするというモデルもある。そこが私的には斬新だった。

アフリカを食べる/アフリカで寝る

朝日新聞の中東・アフリカ特派員として活躍されていた松本さん。以前も松本さんの本は読んだことがあり、サブ・サハラ・アフリカ(サハラ以南のアフリカ)に行った経験がある私としては、非常に懐かしさを感じながら読んでいた。

アフリカを食べる/アフリカで寝る
松本 仁一 (著)
朝日新聞出版


以前に朝日新聞で連載コラムとして掲載されていたものを、修正・加筆などして本にされたもの。一つ一つのストーリーが長くなく、かつすごく読みやすい形で書かれていた。
アフリカの人々は遠く関わりのない未知の存在として捉えられることが一般的に多いけれど、人間の基本的な「食べる・寝る」ということを通して、様々な状況・環境下にあるアフリカの人々を身近な存在として映し出しているような気がする。
アフリカを身近に感じやすい本としてはおすすめの一冊。
私自身の意見として、アフリカの人々は確かに文化や環境が違っていて異なるものももっているんだけれど、やっぱり同じ人間だなって感じることは多かった。同じものを食べたり同じ家で寝たり、親しくなるほど笑ったり泣いたり怒ったり、基本的な感情は同じで共感する部分も多かった。他の人にも、そう感じてもらえると嬉しい。


「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方

ぼちぼち読書もしています。分野は色々だけれど、、、気の向くまま。


「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
駒崎弘樹 (著)
英治出版


病児保育サービス「フローレンス」を東京の下町で始めた駒崎さん。フローレンスも知っていたし、駒崎さんの名前も聞いていた。この本の存在も知っていた。やっと、彼がどんな思いでどんな風にフローレンスを始めたのかを知ることができた。
最近の思いを確信する。やっぱり何事もやってみないと分からない。自分がやってみたいこと、信じることがあるなら、大事なことは第一歩を歩んでみること。
どうしても年を重ねるにつれて、そういうことが出来なくなってしまいがちなんだけれど、それじゃダメだな。若いうちに苦労はしておくものだと思うけど、いつでもいいから思ったときに踏み出す気持ちが大切な気がした。

Saturday, October 30, 2010

Google Analytics

仕事でサイトを構築して運営するようになり、さて作ったはいいけどこっからどうするかなーと思って読んでみた本。この手の本はすごくたくさんあるのだけれど、やってみないと分からないことだと思うので、ひとまず「入りやすい」「読みやすい」と念頭に置いて2冊選定。

できる100ワザ Google Analytics 増補改訂版 SEO&SEMを強化する新・アクセス解析術
大内 範行 (著), できるシリーズ編集部 (著)
インプレスジャパン

現場でプロが培った Google Analyticsの使い方 (WEB PROFESSIONAL)
中野 克平 (著)
アスキー・メディアワークス


いくつか実践的な内容が書かれていた。
Google Analyticsにある項目の説明と見方が掲載。個人的には、もう少し具体例があると分かりやすいのになぁと思う、○○になってたら、△△を見て、××を考えてみるとか、、、。まぁ、それは一概にはなんとも言えないのかもしれない。
いくつかやってみたい内容があったので、これから少しずつ実践して様子を見てみるつもり。


エコノミスト 南の貧困と闘う

開発経済関係の本で、どうしてもこれだけは早く読んでおきたかった本。先日、「傲慢な援助」を読んで、即効本を予約。

エコノミスト 南の貧困と闘う
ウィリアム イースタリー (著), William Easterly (原著), 小浜 裕久 (翻訳), 冨田 陽子 (翻訳), 織井 啓介 (翻訳)
東洋経済新聞社


今までいくつかの開発経済学の本を読んできて、納得させられたり、共感したり、色々と心を動かされてきた。しかし、私的には、この本が一番面白かった。しっくりきた気がする。それは、今まで他にも色々読んできて考えてきたからなのか、よく分からないけど。
人々のインセンティブが貧困などの問題を解決するために一番大切なことだ。この「インセンティブ」、私の気持ちから離れないだろう。

Friday, October 15, 2010

フラット化する世界

以前にベストセラーになった本、先日呼んだ「社会貢献でメシを食う」 の中でもあがってきていたので、読んでみることに。

フラット化する世界 [増補改訂版] (下)
トーマス フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
日本経済新聞出版社


かなり太い本で、正直じっくりと文章を読めてないのだけれど、ITが普及したことによって世界中のどこででも誰でも発言したり仕事など物事ができるようになりどれだけ変わってきたか、その恩恵と脅威が書かれていた。
確か2006年に日本語の初版が、2008年が今回呼んだ増補改訂版が出ているのだが、出た頃に読んでおけば良かった、、、というのが最初に感じたところ。ここに書かれている事実が、今ではもう当然のように行われている。この状況を踏まえて自分はどうしていけばいいのか、早くに考える機会になっただろうに。

この本を読んで一番印象に残り考えたこと、、、それは世界がフラット化することが、本当にみんなにとっていいのかということ。
先進国の企業が中国やインドへアウトソーシングすることによって、企業はコスト削減と(時間が限られず)効率化を図れる。今まで途上国と言われていた国でも、ITの普及により自国内で仕事につける。一見、良いことばかりのように感じるが、先進国での仕事が減少し失業者を増やすことになるのではないか、途上国は今までになかった生活の変化がもたらされることが良いことなのか、そんな疑問が出てくる。
本の中でも、そんなことに触れられていた。しかし、ある経済学者は言う。一時的にはそのような現象が起きるだうが、長期的に考えると全体の発展につながると。(正確には少し違った表現だったが)
人の欲も含め、世の中の変化は留まることを知らない。次から次へと新しい展開が出てくる。大切なのは、その変化を受け止め、適用し、そして自分の居場所を見つけること、そして次なる発展を考えること。そういうことなんじゃないかなと、私は理解した。とにかく、もっとグローバルに考えられるようにならないといけない気がする。世界(地球)の中で、自分がどうできるか。
最後に、とはいえ人ややっぱり信頼で成り立つものなんだろうな。ITに関わるなら、直接顔の見えない相手とどうやってその信頼を築けるかも大切な要素なのかもしれない。



Friday, October 8, 2010

アフリカを食い荒らす中国

アフリカの中国進出に関して調べたかったので選んだ本。

アフリカを食い荒らす中国
セルジュ・ミッシェル (著), ミッシェル・ブーレ (著), 中平 信也 (翻訳)
河出書房新社


内容はアフリカでの中国人の様子をこれでもかというくらいよく書いている。よくここまで調べたなぁと関心する。

実際アフリカに行ったことのある身として、アフリカでの中国の勢いはすごいのを感じる。
私が行っていた国では、西洋諸国からは見放されていたが、政府は中国と友好関係築いていた。知り合いが働く会社には中国人が必ずいた。彼らはどこにでもいてビジネスをしていて、そのタフさには頭が下がる。
ただ、アフリカの文化になじもうとしていなかったのも事実。英語を話す中国人はほとんど見なかった。街(町)中の日常生活で彼らを見ることもなかった。しかし、会社と中国料理店にいけば、団体様でいる。中国人だけで行動しているようだった。
関心する面がある半面、これから長い先を考えるとアフリカの人達ともっと混ざってもいいんじゃないかなと思っていた。
基本的にはそう思うけど、この本を読んでいて国の発展には中国のようなやり方も必要なのかなぁとも思えてくる。

ただ、日本語タイトルが少し行き過ぎているような。。。

Tuesday, September 28, 2010

援助じゃアフリカは発展しない

先ほどよりさらに援助に対して(過激なほどに)批判的な本。

援助じゃアフリカは発展しない
ダンビサ・モヨ (著), 小浜 裕久 (翻訳)
東洋経済新報社


私は、非常に申し訳ないがこの著者のことを、今まで知らなかった。2009年TIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたらしい。アフリカの問題を、アフリカ女性が(おそらく初めて)本格的に書いたということで非常に注目をあびたとのこと。
批評に「これは劇薬である」と書かれていたが、確かに非常に過激な論理を繰り広げている。
ここ5年以内に援助を一切止めるよう宣言する、いわゆるショック療法を与えるべきだと。

個人的には、一切しないというのはどうかと思うが、今まで多額のお金が援助されてきたにも関わらず、貧困層の人々にはほぼ渡らず、大した解決が図れなかった事実を考えると、彼女の言い分も一理あるのではないかと思う。
非常に面白い本である。

傲慢な援助

今まで「ジェフリー・サックス」「ポール・コリアー」の本を読んできた。どちらかと言えば、援助を援護するような内容だ。その内容に私自身衝撃を受けて素晴らしいとも思ってきたけれど、今度は援助に対して少々批判的な本を読んでみることにした。違った意見も見てみることは大切だと思ったからだ。

傲慢な援助
ウィリアム・イースタリー (著), 小浜 裕久 (翻訳), 織井 啓介 (翻訳), 冨田陽子 (翻訳)
東洋経済新報社


プランナーとサーチャー
著者は、国際的な機関やジェフリー・サックスのような人々をプランナー(Planner)と呼んでいる。先進国はもっと巨額の援助をすべきだというビック・プランのようなアプローチを提唱する人々。
それに対して、貧困層:ボトムの人々の立場にたって、どのようにすれば問題を解決できるかを考え、具体的な計画と行動をできる人々のことをサーチャー(Searcher)と呼んでいる。
著者は、決して援助が不要だとは言っていない。従来のように単に巨額な援助をしているだけでは何の成果も得られない(実際成果を得てこなかった)。サーチャーのように貧困層の役に立つにはどうすればよいか、ボトムアップ的な解決方法を見出し、一つずつ着実に実行していくべきだという。

確かに。今まで国連ミレニアムのような大きなプランに私も目をやられてきたけれど、本当に解決するには一つずつ少しずつであっても成果を出していけるような行動が必要だと思う。かつ、それは私達先進国側からの見方ではなく、途上国の彼らに合ったやり方で実行できたら十分ではないだろうか。

ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語

Amazonで今まで読んだ国際協力関係の本を検索すると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の中にあがってくることが多かったこの本。一度読んでみたかった。やっと機会を作れた。


ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語
ジャクリーン ノヴォグラッツ (著), Jacqueline Novogratz (著), 北村 陽子 (翻訳)
英治出版


正直なところ、この本を読むまでどんな内容が書かれているか知らなかった。誰が書いているかも。。。
この本は、アキュメン財団のCEOジャクリーン ノヴォグラッツが書いている。自分の今まで歩み、途上国との関わりとアキュメン財団を設立、軌道に乗るまで。途上国での経験を通して、貧困問題を解決するにはどうしたらいいかを深く考え続けている。
そうした経験を元に設立したアキュメン財団の”世界を良くしたいと願う人々の「意志あるお金」を集めて、途上国で貧困解消・事業創出に取り組む起業家たちに投資する”というモデル、この途上国で取り組む起業家を支援するというアイデアは非常に素晴らしいと私は思う。そういうリーダーを見つけることは、決して簡単なことではないが必ずいる。
何か希望の光を見せてくれたような気がした。

ルワンダ大虐殺にまつわる経験談も非常に印象的だった。

Wednesday, September 22, 2010

社会貢献でメシを食う

梅田さんの本と共に衝動買いしてしまった本。
DiamondOnline:「社会貢献を買う人たち
」の連載を読んでいる中でこの本が出ることを知った。

社会貢献でメシを食う
竹井 善昭 (著), 米倉 誠一郎 (監修)
ダイヤモンド社


非常に初心者でも分かりやすく書かれていると思う。
周りの人達と話をしていると、社会貢献はビジネスとはつながらないという人が多い。ビジネスで成功して余裕がある人達がするものだと。
でも、私は、社会貢献もビジネス活動の一つ、そういう道もあってもいいのではないだろうかと思う。
そういった道に進むために参考になる本だと思う。現状と、どうやって進んでいけばいいのか。
志も大切だが、プロフェッショナルであること。やっぱりそうなんだよね。
でも、私にとっては痛い言葉。私は一体何のプロフェッショナルなんだろう。何のプロフェッショナルになりたいんだろう。。。。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか

先ほどの「ウェブで学ぶ」があまりにも面白かったので、まだ読んでなかったこの本もご購入。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか
梅田 望夫 (著)
ちくま新書


ウェブ時代をいく私たちに向けた三つの言葉が載っていた。
・「Only the Paranoid Survive」(病的な心配性な人だけが生き残る)
 経営者アンディ・グローブ(インテルをゼロから世界一に育てた人)の座右の銘
 このくらいの緊張感で事に処する者だけが、厳しい競争を生き残ることができるという意味。
 激しい環境変化の中を生き抜くには、神経を研ぎ澄ませ、緊張感に溢れたリアリズムで自らを見つめ、創造につながる直感を磨きつづけなければならない。
・「Entrepreurship」(アントレーナシップ)
 真髄は、「自分の頭で考え続け、どんなことがあっても絶対にあきらめない」ことに尽きる。
 手探りで困難に立ち向かうマドルスルー(泥の中を通りぬける)のプロセス自体を、心が楽しんでいなければならない。「好きということのすさまじさ」の度合いが競争力の源泉になる。
・「Vantage point」(見晴らしのいい場所)
 その分野の最先端で何が起きているのかを一望にできる場所にけば、同じ道を疾走してきた人たちとも出会って切磋琢磨できる。

ウェブ時代では、リアルだけではないネットの世界も自由に行き来しながら創造的に生きること。だからこそ、自分を信じ、好きを貫く人生を送ること。本当の幸福とは、そういう心の在りようにこそある。と著者は言う。
自分の道・生き方にいつも悩んでいる私。少し気持ちが晴れたような気がした。
自分の道を決めるのは自分である。

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命

突然だけれど、興味のある新書が出るとの話を聞き、騒動買い。
「ウェブ進化論」で有名な梅田さんの新しい著書。
※「ウェブ進化論」はここに載せていなかったかなぁ。。。

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命
梅田望夫 (著), 飯吉透 (著)
ちくま新書


読み終わって一言。とにかく『面白い』!!
MITが講義内容を無料公開している(MITオープンコースウェア)という話は聞いたことがあったけど、具体的にはどんなものなのかよく知らなかった。
この本は、MITコースウェアを含めたオープンエデュケーションの現状が書かれている。
今は、MITだけではなく他の大学もオープンエデュケーションに対して試行錯誤している。南アフリカでは、教材はすでにウェブにあるものを使用し、講師も世界中からボランティアでやってくれる人を募集することによって、学費を抑えた大学が出現しているという。まだ起動にはのってないようだけれど、すごく面白い試みだと思う。
このように講義内容が無料で公開されていることによって、これからは知識(教材)ではなくて、教えるノウハウが重要になってくるだろうとのこと。
いいんじゃないかなぁ。正直、先生陣の教えるスキルをもっと高めて欲しい。

Saturday, September 11, 2010

African Business

ここ最近、卒論プロジェクトをつめていて本が読めていない。
定期的に呼んでいる雑誌を紹介したい。

African Business
IC Publication


アフリカの情報ってなかなか入手できない。現在はネットで入手できるけど、電車の中とかカフェで読めるような雑誌が欲しいなぁと思って定期購読しはじめた。
アフリカのビジネス、エネルギー、農業、インフラ、ITなどなど注目ニュースを掲載している。最近の動向を知るには一つの入手チャネルかも。全て英語なので読むのに時間はかかるけど、1・2ヶ月に1回の発行なのでちょうどいいタイミング。

どの書店でも取り扱ってるわけではなくて、大きな書店であれば取り扱いがあるかもしれないし、取り寄せは可能。私は、上記にリンク貼っているサイトから申し込んだ。(安いので)申込確認メールも届かず、お金の引き落としだけされて、「あぁ、、騙されたかなぁ」と思った2ヵ月後くらいから雑誌が届き始めた。ちょっとドキドキやけど、ちゃんと送ってくれます。

Friday, July 16, 2010

沈まぬ太陽 -会長室編-

沈まぬ太陽の完結篇。

沈まぬ太陽 -会長室編-
山崎豊子 著
新潮文庫


「空の安全」をないがしろにし、利潤追求を第一とした経営。御巣鷹山の墜落は、起こるべくして起きた事故だった。政府は組織の建て直しを図るべく、新会長に国見正之の就任を要請。恩地は新設された会長室の部長に抜擢される。会長室の調査により、次々と明るみに出る不正と乱脈。会長の国見と恩地はひるまず闘いを続けるが、政・官・財が癒着する利権の闇は、あまりに深く巧妙に張りめぐらされていた。不正疑惑は閣議決定により闇に葬られ、国見は突如更迭される。。。

大企業になるほど改革は難しい。企業は、決して一日で成り立ったものではなく、
長い時間かけて形成されたものである。その体制を崩すのは、並大抵のものではないだろう。当時、電電公社や国鉄など多くが民営化へと変わっていったのを覚えているが、その裏側にはどんな苦労があったものかと思う。ここで登場する国民航空もその一つであり、官僚、政治家とも深く関わっている為に様々な人の思惑が飛び交う。結局のところ、やはり一筋縄ではいかなかった。会長は更迭され、そして恩地も、、、しかし、そこには自分の意思を曲げない人達がいた。こんなに様々なことがあるにも関わらず会社から離れない人達。どれだけ愛社精神が強い人たちなんだろうか。私にはできないことであるし、今の人達にも愛社精神は薄れてきているのではないだろうか。何がそこまで思わせるのだろうか。



民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実

引き続き開発経済学関連。

民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実
ポール・コリアー (著)
甘糟 智子 (翻訳)


正直、ポール・コリアー氏の論理は、すんなり頭に入ってこない。
今回も難しくて、読んではすぐに止めてしまう。それが続いた。
なぜか分かった。彼の話は政治経済学に近い。特に今回の本は、そんな内容。
私がよく分からない分野だ。
確かに世の中は政治と暴力が絡む。特に途上国の国々は。
私達には、何もできないのだろうか。。・。

地球全体を幸福にする経済学―過密化する世界とグローバル・ゴール

プロジェクトを進める中で、開発経済学に関してもっと読みたくなった。
「貧困の終焉」の次編。

地球全体を幸福にする経済学―過密化する世界とグローバル・ゴール
ジェフリー・サックス (著)
野中 邦子 (翻訳)


最近、このような本を読む中で、強く感じることがある。
それは、地球が抱える様々な問題を解決するためには、政府・企業・NGOなど様々な機関の協力が必要だということ。
この本の中で最後にサックス氏は言っていた。「企業による社会貢献がいちばん効率よく機能するのは、慈善家、ドナー組織、民間企業といった複数のパートナーによる全般的な開発援助の一員として活動したときだった。」

Sunday, July 4, 2010

ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄

本屋で目に止まった一冊。アフリカをもっと知りたいと思ってた時期だったので、読んでみることにした。


ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
白戸 圭一 (著)
東洋経済新報社


特派員として四年間アフリカに滞在していた筆者が取材してきたことをまとめている。「暴力」を切り口にして。
私は、少しばかりアフリカを知っているとは言っても、内戦や紛争地帯には足を踏み入れてはいない。経済崩壊している地域にはいたが、治安という意味では比較的安定していた。内戦と紛争地帯の現状は一体どんなだろうと考えたことはあるが、この本を読んでそのひどさと複雑な事情からなる現実に非常に衝撃的であった。これもまた現実。
しかし、筆者のこの最後に書かれたこの言葉。「アフリカの人々も我々と同じく喜び、悲しみ、悩み、怒りながら生きている。」そう、悲惨な現実の中でも、同じように生きる人たちがいる。そうなんです。私は、それもまた同じように知って欲しいと思う。

Sunday, June 27, 2010

ラッシュライフ

伊坂幸太郎氏のシリーズ。

ラッシュライフ
伊坂 幸太郎(著)
新潮文庫


正直言うと、期待外れだった。様々な人達のストーリが並行して進んでいる。そして、それらは最後にどこかでつながっている。。。
でも、このストーリと通して、筆者は何を伝えたかったのだろうか。そのメッセージが私には上手くつかめなかった。

オーデュポンの祈り

親しい友達から、「このシリーズ本読んだ?是非読んで感想聞かせて」って言われた。名前は覚えている。確か以前から出てたけど読んだことなかったなぁと思い、古本屋で購入。でも、その後忙しさでなかなか読めてなかった。先日時間があるときに思い切ることができた。


オーデュポンの祈り
伊坂 幸太郎(著)
新潮文庫


予想外に面白かった。世の中の全て物事は何らかつながっているか、それとも自分達でそう思い込んでいるだけで、後でつなげているだけなのか。。。分からない。しかし、たまに何か自分の力ではどうしようもないことに引っ張られているような気がするのは私の気のせいだろうか。
中に出てくる主人公の今は亡きおばあちゃんの言葉が印象的。「人生は、実は決められたエスカレータのようなものを登っているだけにすぎなくて、どこで降りようと変わらない。」結局は、自分が人生をどう受け取って過ごしていこうとするだけのことなのかもしれない。

Monday, June 14, 2010

クラウドソーシング

先程に続き、クラウドのネタで。

クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす
ジェフ ハウ (著), Jeff Howe (原著), 中島 由華 (翻訳)
ハヤカワ新書


本当は、「クラウド・コンピューティング」のような本を求めていたのだけれど、少し違ったみたい。これは集合知の話。以前、読んだ「「みんなの意見」は案外正しい」に近い話だった。少数の専門家よりも多くのアマチュア集団のほうがより賢く創造的であるということ。
研究でそれを試せないかなぁ。

クラウド・コンピューティング

以前、学校の先生から薦められてたんだけど、研究プロジェクトをしている中で、参考に読んで
みたくなった。

クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの
西田 宗千佳 (著)
朝日新書


サン・マイクロシステムズのCTO グレッグ・パパドポラス氏は、「コンピューターは、世界に5つあれば事足りる」と言ったという。これは、5つの企業という捉え方ができるのではないかと最後に筆者は言っていた。
確かに、ネット上のサービスがかなり多く出てきている。私自身、最近はGoogleのサービスを頻繁に使っている。正直、どこでもどんな環境でもネットとブラウザがあれば使えるのが便利。
クラウド・コンピューティングの課題と未来がまとめられていて、自分の中でも整理できた。

Sunday, May 30, 2010

吉田ルイ子のアメリカ

私はこのブログを見ても分かるように、アフリカに興味がある。アフリカ、黒人に対して興味を持つようになったきっかけとも言えるのが、吉田ルイ子さんの本である。たぶん、たまたま家にあったのを見つけて読んだのが最初ではないだろうか。
久し振りに読んでみたくなり、本を開けてしまった。

吉田ルイ子のアメリカ
吉田ルイ子
講談社文庫


吉田さんは、60年代にアメリカに留学し、大学でジャーナリズム科で学びながら、ハーレムで生活をしてそこで暮らす人々を撮り続けてきた。
ハーレムってやはり怖く思ってしまうけど、最初に吉田さんの本を読んだとき(「ハーレムの熱い日々」)、そこで暮らす黒人女性の強く明るい姿が非常に印象的だった。すごく人懐っこくて、お互い助け合いながら生きている。それは、私がアフリカで感じたものとよく似ている。
今回読んだ本は、筑紫哲也さんや大庭みな子さんとの対談やテリー・ウィリアムズさんやマックス・ローチさんジェーン・フォンダさんなど様々な人達の話があがっていて、その人達の考え方が読み取れる。
正直、60-80年代の話で分からないこともあるし、想像つかないこともあるけど、私にとってこの本は世界を広げてくれる本には違いない。



吉田さんの他の著書も紹介しときます。
最初に読んだ本。ユージン・スミス氏を知るきっかけにもなった本。

Thursday, May 27, 2010

Harry Potter

先程、ここ最近は【英語】週刊だと言ったが、それもこれも久し振りにHarryPotterを読みだしたから。実は、2年程前に始まったHarryPotterシリーズの洋書を読むこと。やっと第4巻まできました!そしてやっと読み終えた、、、長かったぁ。
まだ残り3巻もある。なぜか最後の章だけ先に買ってしまった。。。(苦笑)

Harry Potter and the Goblet of Fire (ペーパーバック)
J.K.ROWLING (著)
BLOOMSBURY


楽しみながら覚える英語雑学事典

ここ最近は【英語】週刊。
少し気楽に電車の中で読めるものを、、と思い、手にした一冊。実は、2,3年程前に購入した本なのだが、久し振りに読み返してみた。

楽しみながら覚える英語雑学事典―おもしろいほど身につく30秒1単語
松本 道弘(著)
成美文庫


一回読んだだけでは頭に残っていないものだなぁとつくづく実感。「へぇ、こんな裏話があるんだー」と一つ一つ楽しみながら読めた。Boyfriendは、海外では特別な人に対してのみ使うって!?私は、日本ではそうだけど、海外では友達としての異性に対しても使うと思っていた。全く逆。あれー、その勘違いは一体どこから来たのだろう??以前にもこの本読んだはずなんだけどなぁ。
しかし、この著者は、一度も海外に行くことなく、NHKの英会話講師になったらしい。すごい!

楽しみながら覚える英語雑学事典―おもしろいほど身につく30秒1単語 (成美文庫)

Sunday, May 23, 2010

100万回生きたねこ

何かの雑誌を読んでいた際、おススメの本に載っていた。先日、図書館に行く機会があったので借りてみることに。絵本だとはつゆ知らず。。。


100万回生きたねこ
佐野 洋子 (著)
講談社


1回目、さくっと読んでしまった。もう一度読み返す。そして更にもう一度。。この本は大人のための本かもしれないって書かれて意味が分かるような気がする。きっと人それぞれ、この本を読んで感じることは違うだろう。私は、最後に100万回いきたねこが、しろねこに会い、自分ではなく他に対する愛を知っていくところが、すごく胸が熱くなる思いだった。一冊この本は持っておきたいかな。自分の子供にも読んであげたい。

ユナイテッドピープル 「クリックから世界を変える」

社会問題を解決するために、Webを使って何かできないだろうかと考えている。そこであがってきたのがこの本。なぜだか近隣の図書館には置いておらず、ご購入となった一冊。

ユナイテッドピープル 「クリックから世界を変える」33歳社会起業家の挑戦
関根 健次(著)
ナナロク社


同じように考え、アイデアを持つ人は世の中のどこかにいる。それを実行するかしないか、そこが違う。海外での人生を変える程の貴重な体験をした著者。それを実行に移す行動力。なかなか上手くいかずとも、地道な消費者の声に答えていくその努力。
私にも何かできるだろうか、、そう考えさせてくれた。

「20円」で世界をつなぐ仕事

社会起業を調べていく中で、必ずといっていい程この本が紹介されている。ずっと気にはなってて、やっと読むことができた。


「20円」で世界をつなぐ仕事
小暮 真久(著)
日本能率協会マネジメントセンター


正直なことを話すと、今まで結構社会企業家に関して調べてきたつもりではあったのに、テーブル・フォー・ツー・インターナショナル(TFT)に関しては知らなかった。なぜだろう?しかし、このアイデア:社員食堂などにカロリーを抑えたヘルシーメニューを加えてもらい、代金のうちの20円を開発途上国の子どもたちの給食1食分として寄付する も非常に面白い。メタボが非常に注目を浴びるようになったのもこの事業を促進させた要因の一つではあると思うが、何よりこの事業を行うにあたり、企業の事業戦略的な手法を取り入れて実行しているところが素晴らしいと思う。非常に勉強になった。

Saturday, May 15, 2010

イノセント・ゲリラの祝祭

田口・白鳥シリーズの第4段が出ると知って、読みたくて読みたくて仕方なかった本。やっと休みに入って読むことができた。

イノセント・ゲリラの祝祭
海堂尊(著)
宝島社文庫


話が病院内だけには収まらず、更に厚生労働省などまで広がっている。なんだか国の医療に対するあり方まで少し考えされられる。とは言え、やっぱり私にはよく分らないのだが。。



ブラックペアン1988

ブラックペアン1988
海堂尊(著)
講談社文庫


今までのシリーズでは、病院長として登場してきた高階先生。彼が東城大学医学部に初めてやってきた頃にさかのぼります。私の中では、非常に温厚で、少し頼りなささえ見せるけど、何か内なる考えや秘めたものを持っている魅惑的な人として映っていた高階先生だけれど、こんな過去が、そしてこんな一面があったのかぁと思わせてくれました。意外な一面です。



螺鈿迷宮

私が好きな海堂尊氏の本。この前の学校休みの際も、読めてなかったものをまとめて読むことに。

螺鈿迷宮
海堂尊(著)
角川文庫


以前に読んだ中で登場してきた「姫宮」。そう言えばその中で、白鳥が「彼女は今は特殊任務についている・・・」なんて言ってたことがあったなぁ。その特殊任務の内容がここで分かるとは。
こんな風につながるなんて。様々な場所で物事は起きている。田口は出てこないけど、面白い。その一言につきます。



Sunday, May 9, 2010

がばいばあちゃんシリーズ

少し学校の勉強に疲れてきた頃、古本屋で見かけたこのシリーズ。思わずまとめ買いしてしまった(笑)今は、私の母親の元で読まれています。

佐賀のがばいばあちゃん
がばいばあちゃんの幸せのトランク
がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!
かあちゃんに会いたいーがばいばあちゃんスペシャル
俺の彼ーがばいばあちゃんスペシャル

島田 洋七 (著)
徳間文庫


これらの本の中で印象に残った言葉をいくつかあげます。
「本当の優しさとは、他人に気づかれずにやること。」

「ばあちゃん、英語なんかさっぱり分からん」
「じゃぁ答案用紙に、「私は日本人です」って書いとけ」
「そうか。日本にいたら、別に困らんもんね」
「そう、そう」
「でもばあちゃん、俺、漢字も苦手で・・・」
「「僕はひらがねとカタカナで生きていきます」って書いとけ」
「そうか。別にひらがねでも、分かるもんやなあ」
「そう、そう」
「歴史も嫌いでなあ・・・」
「歴史もできんとか?」
「答案用紙に、「過去には、こだわりません」って書いとけ!」

「結婚はね、ひとつのトランクをふたりで引っ張っていくようなもの。その中に、幸せとか、苦労とか、いっぱい入ってるの。絶対、最後までふたりで運ばんといかんよ。ひとりが手を離したら、重くて運ばれん。」

「人間には偉い人なんか、いません。けれど努力すれば、すごい人にはなれます。どうか、ふたりで支え合って頑張ってください。。。。今はつらくても、頂上に着けば、きっと真っ青な海が見られるよ。」

「コツコツやってもなぁと思う前にコツコツやれ!!コツコツの先に成功がある」

「1と2とかばっかでごめんね。」
「大丈夫 足したら5になる。人生は総合力」

「人間、自分のことがいちばん分らない。ひとのことはよく分かる。自分では、自分のいいところしか見えてこないものだ。だから。ひとを嫌うな。もし、自分を悪く言う人がいても、気が合わんなと思え」

まだまだあります。読んでみるのが一番です。





企業の作法 CSRが会社の未来を拓く

CSRについて調べているとの話をした際、以前勤めていた会社の上司が貸してくれた本。


企業の作法 CSRが会社の未来を拓く
立石 信雄 (著)
実業之日本社


日本ではCSRというと法令遵守やガバナンスが重要視される。しかし、やはり事業を通じて社会に貢献することが一番であるとこの本の中で立石氏は言っている。「企業は公器である」私にもこの言葉が非常に重く感じられた。

近江商人学入門―CSRの源流「三方よし」


近江商人学入門―CSRの源流「三方よし」
末永 国紀 (著)
サンライズ出版


CSRの考え方は、日本にも以前から存在していた。私は、実は近江国で生まれ育ってきたのだが、近江商人にこのような考え方が以前からあったとは、非常に誇りに思う。

進化するCSR―「企業責任」論を超えた“変革”への視点


進化するCSR―「企業責任」論を超えた“変革”への視点
岡本 享二 (著)
JIPMソリューション


先程の「CSR入門」を書いたのと同じ著者である。更に深くCSRとは何か、どうあるべきかを説いている。この中でCSR俯瞰図を用いてCSRの現状と進むべき姿が書かれていたが、非常に理解しやすかく納得させられた。CSRに関して読むなら是非読んでおきたい一冊。

CSR入門―「企業の社会的責任」とは何か


CSR入門―「企業の社会的責任」とは何か
岡本 享二 (著)
日本経済新聞社


CSRに関して、まずは手始めに読むのに良いかと思われる一冊。

ヨーロッパのCSRと日本のCSR―何が違い、何を学ぶのか。

学校の授業で調べることとなったCSR。


ヨーロッパのCSRと日本のCSR―何が違い、何を学ぶのか。
藤井 敏彦 (著)
日科技連出版社


この本は、日本、ヨーロッパ、そしてアメリカのCSRの違いを非常に明確に示してくれていた。CSRといっても、複数の項目が含まれており、国によって何を重要に取り組んでいるかがかなり違うことが分かった。

Saturday, May 8, 2010

ソーシャル・エンタープライズ 社会貢献をビジネスにする

ソーシャル・エンタープライズ 社会貢献をビジネスにする
塚本一郎、山岸秀雄(著)
丸善株式会社


日本、アメリカ、イギリスにおけるソーシャル・エンタープライズの比較と具体例用いて説明している。社会貢献とビジネスの融合はできるのか、融合するには。
ソーシャル・エンタープライズについて知りたいときは、この一冊をまずは読んでみるといいかも。

未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家


未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家
シルヴァン・ダルニル、マチュー・ルルー、永田 千奈 (著)
日経BP社


今までに出てくる有名な社会起業家も含まれているが、それ以外にも途上国の中で起業している人々も多くでてくる。ラオスやケニア、ジンバブエなど。途上国の中でも、自ら変革を起こそうと行動している人達がいる。それはすごく素敵なことだと思う。

世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち

まだまだ続きます。結構たくさん読んだね、私(笑)


世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち
マーク・ベニオフ、カーリー・アドラー (著) 齊藤 英孝 (翻訳)
ダイヤモンド社


多くの有名な企業が、社会貢献活動を実践している。大企業の新たな一面を知ることができた。

アフリカ 動きだす9億人市場

ずっとずっと読みたくて、でも、読む時間と本を入手できるタイミングがいつも掴めなかった。やっと手にすることができた。


アフリカ 動きだす9億人市場
ヴィジャイ マハジャン (著)  松本 裕 (翻訳)
英治出版


これは、是非購入して自分の手元に置いておきたい一冊。
なぜなら、アフリカの市場、その市場でビジネスをするための考え方・手法が、非常に分かりやすくまとめられている。かなり参考になると思われる。

貧困の終焉

著名な経済学者のもう一人。ジェフリー・サックス教授の本。

貧困の終焉―2025年までに世界を変える
ジェフリー サックス (著), 鈴木 主税、 野中 邦子 (翻訳)
早川書房


開発学や開発経済学などに興味あるなら、一度は読んでおきたい本の一つ。
彼の様々な経験を元にされていて非常に素晴らしい内容。ただ、国の負債を帳消しにすることが解決策であると言っている点が、妙に頭について離れない。ハイパーインフレの国、ジンバブエ。あの国も負債を帳消しにしたら良くなるのだろうか・・・??

最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?

貧困を克服するための経済学の話になると必ずといって上がってくる教授。ジェフリー・サックス教授とポール・コリアー教授。
目的は同じなのだけれど、二人の意見は少し違っているところがある。それがまた面白く、勉強になる。

最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?
ポール・コリアー (著) 中谷 和男 (翻訳)
日経BP社


貧困から脱出を難しくさせている以下の4つの罠をあげ、それを元にどのように対策すべきかを説いている。
・紛争の罠
・天然資源の罠
・内陸国の罠
・悪いガバナンス(立法、司法、行政に及ぶ広義の統治)の罠
彼の提案する援助のあり方(大型援助として少なくとも10年間援助し続ける)などは非常に大胆だが、同時に全世界中が国をあげて対策するしかないのだろうかと考えさせられた。

BOPを変革する情報通信技術―バングラデシュの挑戦

BOPビジネスを調べている中で、九州大学がバングラデシュのグラミングループと提携して様々な取組みをしていることを知った。あぁ~、もっと早くに知れたら良かったのに・・・と少し思う。


BOPを変革する情報通信技術―バングラデシュの挑戦
グラミン銀行総裁 ムハマド・ユヌス序文 (著) アシル・アハメッド/大杉 卓三 (著)
集広舎


調査から始まり、様々な取り組みを情報通信技術を使って行っている。まさしく私がやりたい方向性と同じだ。
先日、新聞か雑誌にて取り組みの一つが取り上げられていた。eパスブックシステム(マイクロクレジット利用者のための電子通帳システム)の話だった。私は、個人的にはGramWeb:One Villege One Portalに非常に興味がある。
機会を作ることができたら、是非参加させてもらいたいものだ。

五〇〇億ドルでできること

タイトルにつられて読んだ本。ん、五〇〇億ドルで何ができるんだ!?って(笑)


五〇〇億ドルでできること
ビョルン・ロンボルグ (著) 小林紀子 (翻訳)
バジリコ


読み進めると、この本は2004年5月にコペンハーゲン・コンセンサス開催された会議が元になっている。経済学者38人が集まり、世界のためにあと500億ドル使えるとしたらどの現実的問題から解決するべきか?世界が直面する難問を優先すべき順位の高い順に並べたリストを作成したという。
こんなことがなされていたなんて。。学術的な話があるが、なかなか面白い。
ただ、どうやら私は以前にも読んだことがあったらしい(履歴が残っていた)。全然覚えてないが。一回目は難しい話が続くから途中で諦めたのかもしれない。

誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる


誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる
フランシス ウェスリー、ブレンダ ツィンマーマン、マイケル クイン パットン、エリック ヤング (著) 東出 顕子 (翻訳)
英治出版


ソーシャルイノベーションを起こした著者。しかし、最初からそして常にソーシャルイノベーションを起こそうと頑張っていたわけではない。変革を起こす人達も、人生に悩み、落ち込みその中から何をを見出して今があるのだ。それを感じさせられた。
彼に言わせると、「どんな難問でも解決できる」という信念。行動。行動を可能にする機が熟すこと。それらが不可欠。

Friday, May 7, 2010

社会起業家という仕事 チェンジメーカーII

社会起業家をつづった本の第2段。

社会起業家という仕事 チェンジメーカーII
渡邊 奈々 (著)
日経BP社


本当に様々な人達が動き出している。世界中の人口にしたら数少ないのかもしれないけれど、でも驚きであると共に、すごい。

チェンジメーカ ー社会起業家が世の中を変える

社会起業家をつづった本。

チェンジメーカ ー社会起業家が世の中を変える
渡邊 奈々 (著)
日経BP社


世界中で、色んな人が、世の中を変えるために動いていることが分かる。

国をつくるという仕事

2009年後期授業の中で、企業の社会責任(CSR)と途上国ビジネスをテーマにして調べていたので、途上国支援、BOP、ソーシャル・ビジネス、社会起業家、、、そんな関係の本をいくつも読んだ。
今からそれらをあげていきたいと思う。

国をつくるという仕事
西水 美恵子 (著)
英治出版


前・世界銀行副総裁。日本人にそんなすごい人がいたなんて知らなかった。本当に世の中知らないことだらけである。
国際機関からの立場であるけれども、この本は様々な国での活動の様子やエピソードが書かれていて感動をも覚えた。
この本の中で知ったもう一人。ブータン国王 雷龍王。「国民総幸福量」を謳った人である。彼の考えや姿勢はただただ感服するばかり。人生の中で必ず一度ブータンを訪れてみたい。

アフリカ・レポート -壊れる国、生きる人々

もう一つ続けてアフリカに関する本。

アフリカ・レポート -壊れる国、生きる人々
松本 仁一(著)
岩波新書


こっちの方が、松本さん自身が体験したことをありのまま綴られていて、より読みやすいかもしれない。
この本は南部アフリカを中心に書かれているが、ケニアに行った知り合いの人がこの本を読んでその現状にビックリしていた。私は、驚いた知り合いにビックリした。私の知るアフリカは、この本の中の通り(私自身も、南部アフリカの様子を体験した一人ではあるのだけれど)。アフリカでも違うものなんだなと感じた一瞬だった。

アフリカ21世紀―内戦・越境・隔離の果てに

私の好きなアフリカ。その現状をNHKが取材し、まとめたこの本。
ずっと一度読んでみたいと思っていた。

アフリカ21世紀―内戦・越境・隔離の果てに
NHK 「アフリカ」プロジェクト(著)
日本放送出版協会


様々な問題にもがき苦しみ、それでも闘っている人々(国)の様子が書かれている。アフリカに興味ある方は一度是非。

朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力

友達が貸してくれたもう一冊。


朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力
永井 孝尚(著) 
秀和システム 


これは、物語調になっていて非常に読みやすかった。主人公の女性が、希望だったマーケティング部に配属されるところから話が始まる。叔父さんのアドバイスをもらいながら、一からマーケティングとは何か、どうしたらいいのかを学んでいく。あまり深くは突っ込まれていないが、ポイントを押さえるのに分かりやすい話の内容であった。

「買いたい人」を絞り込みリピート購買を増やせ!―カタリナ流ターゲット・マーケティング

ビジネス書をよく読んでいる友達に「マーケティングに関する本を貸して欲しい」と頼んだら化してくれた本。


「買いたい人」を絞り込みリピート購買を増やせ!―カタリナ流ターゲット・マーケティング
若林 学(著) 
ダイヤモンド社 


レジ・クーポンなど、POSシステムと連動した絞り込みマーケティングの現状と可能性が書かれていた。最近目にしているものが、このように考えられ、マーケティングされているのかということを知れて非常に面白かった本である。

ザ・プロフェッショナル

友達に勧められて読んだ本。
私は、大前氏が実はすごく有名な人だということに、今回初めて知った。恥ずかしい。。。日本版ドラッカー氏のような人に値する感じだろうか!?

ザ・プロフェッショナル
大前 研一(著) 
ダイヤモンド社 


従来のやり方や成功事例にとらわれ過ぎないこと。確かに納得。世の中は日々変化している。

The Choice ザ・チョイス -複雑さに惑わされるな!

私が読んだシリーズ最後の本。でも、まだまだ続いているようである。。。すごい。


ザ・チョイス -複雑さに惑わされるな!
エリヤフ・ゴールドラット著 三本木 亮訳 岸良 裕司監)
ダイヤモンド社


本の中で、お父さんと息子との人間関係にもTOCの論理が使われていた。そう、何事にも応用できるんだということに感心した。
物事は複雑であれば良いというわけではない。シンプルに考える。

Neccesary But Not Sufficient チェンジ・ザ・ルール!

第3段。


チェンジ・ザ・ルール!
エリヤフ・ゴールドラット著 三本木 亮訳
ダイヤモンド社


ERPシステムを通して、業務のルールを変えることの必要性を訴えている。新しいシステムを開発するに当たり、重要なこと、その進め方の勉強になる。

Critical Chain-なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

ゴールドラット博士の4作目である。


クリティカルチェーン -なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
エリヤフ・ゴールドラット著 三本木 亮訳
ダイヤモンド社


テーマはTOCによるプロジェクトマネジメント。
MBAの授業を通して、プロジェクトの進め方を説いている。様々な業種からきた(社会人)生徒達が実際に仕事上ぶちあたっている問題通してプロジェクトマネジメントの手法を説くという話の展開になっているところが、非常に読みやすかった。