Sunday, May 30, 2010

吉田ルイ子のアメリカ

私はこのブログを見ても分かるように、アフリカに興味がある。アフリカ、黒人に対して興味を持つようになったきっかけとも言えるのが、吉田ルイ子さんの本である。たぶん、たまたま家にあったのを見つけて読んだのが最初ではないだろうか。
久し振りに読んでみたくなり、本を開けてしまった。

吉田ルイ子のアメリカ
吉田ルイ子
講談社文庫


吉田さんは、60年代にアメリカに留学し、大学でジャーナリズム科で学びながら、ハーレムで生活をしてそこで暮らす人々を撮り続けてきた。
ハーレムってやはり怖く思ってしまうけど、最初に吉田さんの本を読んだとき(「ハーレムの熱い日々」)、そこで暮らす黒人女性の強く明るい姿が非常に印象的だった。すごく人懐っこくて、お互い助け合いながら生きている。それは、私がアフリカで感じたものとよく似ている。
今回読んだ本は、筑紫哲也さんや大庭みな子さんとの対談やテリー・ウィリアムズさんやマックス・ローチさんジェーン・フォンダさんなど様々な人達の話があがっていて、その人達の考え方が読み取れる。
正直、60-80年代の話で分からないこともあるし、想像つかないこともあるけど、私にとってこの本は世界を広げてくれる本には違いない。



吉田さんの他の著書も紹介しときます。
最初に読んだ本。ユージン・スミス氏を知るきっかけにもなった本。

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