Saturday, March 28, 2009

パズル・パレス

先日、たまたま通りかかった本屋で、「パズル・パレス」の文庫本が新刊されるとのポスターを発見。以前から読みたいと思っていた本だが、単行本なので躊躇していた。
新刊日の25日に、仕事が終わるやいなや早速本を買ってしまった(笑)

パズル・パレス(上)(下)
ダン・ブラウン著
越前敏弥翻訳 熊谷千寿翻訳
角川文庫


アメリカの史上最強最大の諜報機関、NSA。別名パズル・パレス。
全通信を傍受できるNSAのスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。対テロ対策として開発されたが、一般市民の通信全てをも監視可能なこのコンピュータの存在は決して公にできない国家機密であった。この状況に憤った元スタッフが、自ら開発した「デジタル・フォートレス」という解読不可能な暗号ソフトを楯に、「トランスレータ」の公表を迫る。

ダン・ブラウンの作品サイコー!!期待を裏切らない。読み出したらもう止められなくて。。。通勤時間、昼休み、帰宅後、時間があったら続きが知りたくなってしまう。
私は、小さい頃から推理小説が好きである。彼の作品は暗号やらなんやら出てきて難しいのだが、次から次へと展開があって面白い。それに、2つ3つの場面が代わる代わる出てきて進んでいく。たまに混乱することはあるのだけれど、色んな場面を自分の中で想像しながら考えていけるのがたまらなく面白い。かなりはまりました^^


Saturday, March 21, 2009

グラミン銀行を知っていますか

前述していたように、グラミン銀行に関する本を読んだ。

グラミン銀行を知っていますか
坪井ひろみ著
東洋経済新報社


以前に触れたかもしれないが、ノーベル平和賞を受賞したムハバド・ユヌス博士が設立したグラミン銀行。貧困層を対象とする無担保の融資マイクロクレジットをおこなった。この本では、グラミン銀行に関心を持った著者が実際にバングラデシュを訪れ、マイクロクレジットを利用して生活の質を高めようと頑張っている女性たちを取材しまとめたものである。

社会企業家を調べる中で、グラミン銀行の話は必ず出てくる。
1983年に設立され、もう20年以上の歴史がある。こんなに以前から、貧困層の人たちを支援する活動が始まっているとは驚きである。確かに、以前紹介したことのある「グリーンベルト運動」もかなり前から活動されている。やはりどんな時代でも社会のために何かしたいという気持ちを持つ人たちはいるものである。
ちなみに、この本では特にグラミン銀行のマイクロクレジットを活用する女性たちからの視点で書いている。よって、バングラデシュの女性達の過去、グラミン銀行を知ってからの現状をこの本から読み取ることができる。社会的に弱い立場におかれていた彼女たちは、マイクロクレジットと関わることで、自信を持ち、家族のために何かできるようになっていく。その姿には感動である。ただ、ユヌス博士がどのようにこの活動を始め、進めていったのかを知るものとしては少々物足りない感じを受けた。

Friday, March 20, 2009

クレイジーパワー

本屋で見つけたこの一冊。惹かれて買ってしまった(笑)

クレイジーパワー
ジョン・エルキントン パメラ・ハーティガン著
関根智美訳
英治出版

前回に引き続き、社会起業家関係の本。
紛争、テロ攻撃、貧困、飢餓、伝染病、気候変動……。今、世界は多くの歴史的な問題に直面している。しかし、これらの問題にも適切なアプローチで臨めば、計りしれない市場機会が創造されると実証されはじめている。この本では、こうした市場を生み出している起業家たちへの数百時間に及ぶ、インタビューや対話から得られた生の声を紹介しながら、彼らが創り出したビジネスモデル、資金調達、マーケット、リーダーシップの手法を分析・考察している。

前述したように多くの人達との長時間に及ぶインタビューや対話を基に分析・考察されているだけあって、多くの事例と特徴がまとめられている。私は気になったところは付箋をつけるようにしているのだが、かなり付箋の数があって、ここに書ききれない程である。とにかく、この本で社会起業家・そのビジネスは非常識であると言及しているように、彼らは周囲が見向きしないようなことに対してでも、自分を信じて突き進んでいく。すごいパワーである。私のパワーにもなり、またこれから先を考える上で様々なヒントをもらったように思う。

Thursday, March 19, 2009

世界を変える人たち

今、学校が休みなので、以前から興味あった本を読むことに。
発展途上国におけるビジネスを実現している社会起業家の関係。
その第一弾。図書館で偶然的に見つけた本。

世界を変える人たち
デービット・ボーンステイン
井上英之監訳 有賀裕子訳
ダイヤモンド社


「社会起業家」とは、社会変革の担い手として、社会の課題を、事業により解決する人のことを言う。(ウィキペディアより)この本では、社会起業家の支援組織である「アショカ」が後押しする社会起業家たちを紹介している。

私は、途上国でITを上手く活用できないかということに関心があるので、途上国とITに関係ある社会起業家の話が特に印象に残った。
例えば、カメルーンの女性起業家サポート協会。生花栽培や手工芸など零細事業に携わる女性たちを、インターネットを介してヨーロッパの顧客に引き合わせている。他には、ブラジルのCDI(ITをすべての人に広める会)。貧しい国のスラム街にコンピュータ教育を広めた。なんとこのCDIは、フランチャイズのような仕組みで広がっている。地域のリーダーが教え手と開催場所を手配し、生徒を集め、開催プランと予算を示し、そのプランが現実的なものであれば、CDIはコンピュータとソフトウェアを貸し出し、先生を務める人達に研修をするというやり方。
これらの例に限ったことではないが、様々な困難な状況下でも工夫と努力によって、解決法を見出す。そのパワーには頭が下がる。決して自分はここまでできるとは思わないが、何か頑張る力みたいなものをもらった気がする。なかなか面白い。




今度は、グラミン銀行のムハマド・ユヌスの本を読んでみよう。

Tuesday, March 3, 2009

Webサイト構築

ちょっとした機会に恵まれて、Webサイトを一から立ち上げるプロジェクトに関わることになった。そこで、本を読んで勉強。特に、Webサイトの構築方法とプランを立てるときの参考にと買った本が下記の2つ。

Webサイト 構築・運営の常識
佐藤和明著
ソシム


サーバ・ドメインなどのWebサイト構築における基礎知識から、プラニング、外注する際のポイント、アップ後のウェブマネジメント等。具体的なWebサイト構築・運営方法が書かれている。特に、中小企業の担当者が会社のホームページを立ち上げることをイメージして、それに必要な知識を載せている。

かなり自分が知りたかった内容がここに凝縮されている。幅広く知識を載せているにも関わらず、非常に読みやすい。Webサイト作成計画をする際の流れ、ポイントが非常に分かりやすい。特に、コンテンツ決定までの作業の流れ・ポイントやサーバやドメイン選びのポイントが私は参考になった。


Webサイトプランニング
村上友紀著
技術評論者


Webサイトを構築プロジェクトを成功させるためのポイントが細かく書かれている。サービスサイトとしてのプランニング(コンセプトや戦略、デザインの考え方)、マーケティングツールとしてのプランニング(課題把握~改善、ブランドコミュニケーションなど)

前者とは違って、Webサイトプランイングに絞っている。何事もそうだが、やはりプランニングが非常に大切。しかし、実際プランを立てるとなると、何から考えていいのか悩んでしまう。この本ではどのように進めていけばよいかが分かりやすく書かれている。これを参考に進めていけば、なんとかなりそうな気がする。また、様々な参考になるサービスやサイトがあげられていて、それが私にとって有難かった。