朝日新聞の中東・アフリカ特派員として活躍されていた松本さん。以前も松本さんの本は読んだことがあり、サブ・サハラ・アフリカ(サハラ以南のアフリカ)に行った経験がある私としては、非常に懐かしさを感じながら読んでいた。
アフリカを食べる/アフリカで寝る
松本 仁一 (著)
朝日新聞出版
以前に朝日新聞で連載コラムとして掲載されていたものを、修正・加筆などして本にされたもの。一つ一つのストーリーが長くなく、かつすごく読みやすい形で書かれていた。
アフリカの人々は遠く関わりのない未知の存在として捉えられることが一般的に多いけれど、人間の基本的な「食べる・寝る」ということを通して、様々な状況・環境下にあるアフリカの人々を身近な存在として映し出しているような気がする。
アフリカを身近に感じやすい本としてはおすすめの一冊。
私自身の意見として、アフリカの人々は確かに文化や環境が違っていて異なるものももっているんだけれど、やっぱり同じ人間だなって感じることは多かった。同じものを食べたり同じ家で寝たり、親しくなるほど笑ったり泣いたり怒ったり、基本的な感情は同じで共感する部分も多かった。他の人にも、そう感じてもらえると嬉しい。
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