先ほどよりさらに援助に対して(過激なほどに)批判的な本。
援助じゃアフリカは発展しない
ダンビサ・モヨ (著), 小浜 裕久 (翻訳)
東洋経済新報社
私は、非常に申し訳ないがこの著者のことを、今まで知らなかった。2009年TIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたらしい。アフリカの問題を、アフリカ女性が(おそらく初めて)本格的に書いたということで非常に注目をあびたとのこと。
批評に「これは劇薬である」と書かれていたが、確かに非常に過激な論理を繰り広げている。
ここ5年以内に援助を一切止めるよう宣言する、いわゆるショック療法を与えるべきだと。
個人的には、一切しないというのはどうかと思うが、今まで多額のお金が援助されてきたにも関わらず、貧困層の人々にはほぼ渡らず、大した解決が図れなかった事実を考えると、彼女の言い分も一理あるのではないかと思う。
非常に面白い本である。
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