本屋で目に止まった一冊。アフリカをもっと知りたいと思ってた時期だったので、読んでみることにした。
ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
白戸 圭一 (著)
東洋経済新報社
特派員として四年間アフリカに滞在していた筆者が取材してきたことをまとめている。「暴力」を切り口にして。
私は、少しばかりアフリカを知っているとは言っても、内戦や紛争地帯には足を踏み入れてはいない。経済崩壊している地域にはいたが、治安という意味では比較的安定していた。内戦と紛争地帯の現状は一体どんなだろうと考えたことはあるが、この本を読んでそのひどさと複雑な事情からなる現実に非常に衝撃的であった。これもまた現実。
しかし、筆者のこの最後に書かれたこの言葉。「アフリカの人々も我々と同じく喜び、悲しみ、悩み、怒りながら生きている。」そう、悲惨な現実の中でも、同じように生きる人たちがいる。そうなんです。私は、それもまた同じように知って欲しいと思う。
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