Monday, June 8, 2009

ウェアラブル・コンピュータとは何か

これは、単純に非常に面白い技術だと感じた本である。

ウェアラブル・コンピュータとは何か
板生清著
日本放送出版協会


コンピュータが小型化し、携帯電話など持ち歩くタイプのコンピュータが出現し、人間に寄り添うコンピュータが出現。そして、現在はキーボードなどのインターフェイスが不要となる
ことで、人間との距離が更に近づいている。今後は、究極の「着るコンピュータ」から「着る機械」への転化するであろうということで「ウェアラブルファッション」が紹介されている。

この「ウェアラブルファッション」が私の目を引いた。まずは、「パワードスーツ」と呼ばれる装着型のスーツ。「ロボットスーツ」や「マッスルスーツ」などと呼ばれることも。これを付けることにより、自分の力が倍増。自分の体に負担をかけることなく、動いたり重いものをもったりすることができる。これは介護分野で応用がきく。ただ、見た目はかなり重装備で、まだ日常的に使い物になるとは思われないが。
そしてきました「ウェアラブルファッション」。ITと衣服を一体化しているもので、プレイヤーや携帯電話が内臓されたジャケット。「着るディスプレイ」といわれ、衣服に様々な模様や動画を表示できるもの。消防士や現場作業員の安全確認用、企業の広告用が活用できると書いている。服に液晶ディスプレイを表示するタイプも開発されているらしい。おそらく考えられる用途としては上記のとおりであろう。

非常に面白い!!
ただ、そこまでする必要が本当にあるのかという点では、個人的には少々疑問を感じるのである。

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