Sunday, September 11, 2011

告白

「私の娘は、このクラスの生徒に殺さたのです。」
この衝撃的な言葉が印象的な映画PV。誰かのレビューで、最後の結末が意外。というのがずっと気にかかっていたので、それを確かめたかった。

告白 [DVD]
松たか子 (出演), 岡田将生 (出演), 中島哲也 (監督)


ざわめいた中学校のクラスの生徒。その中で、ただ淡々と語る先生。
今学期で教師を辞めるという。そして、その更にその口から衝撃の言葉が。
「私の娘は、このクラスの生徒に殺さたのです。」
その言葉には裏打ちされた事実と、そして犯人に対する憎しみ。
そして復讐のために彼女はある行動に出る。
これが、森口先生の告白。

映画は、犯人となったこ子供達や彼らに関わる人達の告白もあり、被害者の親である先生からの視点だけではなく、色々なの視点でこの事件を語っていることが、私はすごく良いと思った。
決して、単純な動機でこの事件が起こってしまったわけではないということ。
しかし、被害者の親にしてみれば、なぜそれが自分の娘に対して行われてしまったのか、納得のいなかい話だと思う。
少年法で守られ、例え人を殺しても有罪ではなくなってしまう。そんな現状を受けて行った彼女なりの復讐の方法。正直、それは非情で怖いとも思える。
ただ、最後の場面を見て、彼女の復讐は、彼女なりの子供達への愛を持った形ではないかと思ったのは私だけだろうか。彼ら達を、本当の意味で(心から)更生させるために。

最後に、やっぱり最近の子供達は怖い。いや、孤独で確かな愛に飢えているのかもしれないが。

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