Tuesday, November 23, 2010

フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略

ほんの少し前、すごく話題になった本。未だに図書館から借りるのに予約が多くて数カ月を要した。

フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン (著), 小林弘人 (監修), 高橋則明 (翻訳)
日本放送出版協会


今のビジネスで、特にインターネットビジネスにおいては、フリーという概念・戦略が一般化してきている。
正直、その恩恵にあやかっている自分ではあるけれど、このフリーという戦略がどのようにして成り立っているのか、なんとなく想像できてもやはり明確には分からなかった。それを整理して上手く説明してくれてる本だと思う。
少しこれでフリーがどういうものか、自分なりに説明できるような気がする。
他のもの(サービス)や、第三者からお金を得ているモデルもあるのだけれど、注目や評判を得るためにフリーにするというモデルもある。そこが私的には斬新だった。

アフリカを食べる/アフリカで寝る

朝日新聞の中東・アフリカ特派員として活躍されていた松本さん。以前も松本さんの本は読んだことがあり、サブ・サハラ・アフリカ(サハラ以南のアフリカ)に行った経験がある私としては、非常に懐かしさを感じながら読んでいた。

アフリカを食べる/アフリカで寝る
松本 仁一 (著)
朝日新聞出版


以前に朝日新聞で連載コラムとして掲載されていたものを、修正・加筆などして本にされたもの。一つ一つのストーリーが長くなく、かつすごく読みやすい形で書かれていた。
アフリカの人々は遠く関わりのない未知の存在として捉えられることが一般的に多いけれど、人間の基本的な「食べる・寝る」ということを通して、様々な状況・環境下にあるアフリカの人々を身近な存在として映し出しているような気がする。
アフリカを身近に感じやすい本としてはおすすめの一冊。
私自身の意見として、アフリカの人々は確かに文化や環境が違っていて異なるものももっているんだけれど、やっぱり同じ人間だなって感じることは多かった。同じものを食べたり同じ家で寝たり、親しくなるほど笑ったり泣いたり怒ったり、基本的な感情は同じで共感する部分も多かった。他の人にも、そう感じてもらえると嬉しい。


「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方

ぼちぼち読書もしています。分野は色々だけれど、、、気の向くまま。


「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
駒崎弘樹 (著)
英治出版


病児保育サービス「フローレンス」を東京の下町で始めた駒崎さん。フローレンスも知っていたし、駒崎さんの名前も聞いていた。この本の存在も知っていた。やっと、彼がどんな思いでどんな風にフローレンスを始めたのかを知ることができた。
最近の思いを確信する。やっぱり何事もやってみないと分からない。自分がやってみたいこと、信じることがあるなら、大事なことは第一歩を歩んでみること。
どうしても年を重ねるにつれて、そういうことが出来なくなってしまいがちなんだけれど、それじゃダメだな。若いうちに苦労はしておくものだと思うけど、いつでもいいから思ったときに踏み出す気持ちが大切な気がした。